亜細亜、骨董仕入れ旅
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作者 : 島津 法樹
定価 : ¥ 1,890
出版元 : 講談社
発売日 : 2004-09
カテゴリ : 単行本
ランキング : 213797
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| 価格 | 商品名 | 納期 |
| ¥ 1,890 | 亜細亜、骨董仕入れ旅 | 通常24時間以内に発送 |
骨董屋の大冒険さらに加速前著「骨董ハンター南方見聞録」と同じく面白い話がいっぱい
詰まっている。
インドネシアの小島、タイの奥地、ネパール、インド、中近東と、
骨董屋ノリキは欲と道連れで危険を顧みず出かけて行く。
阿片を嗅がされてみぐるみ剥がれたり、千丈の谷底に落ちそうに
なったり、映画「インディ・ジョーンズ」のような場面が
展開する。もしかしたら著者は「インディ・ジョーンズ」を
想い描きながら本書を書いたのかもしれない。
同業者を出し抜き、現地人をろう絡するテクニックが
ますます冴える。ときには空き巣の真似をすることも辞さない。
まったく骨董商売というものは冒険家と詐欺師と泥棒を
ミックスしたようなものだ。小生もノリキの筆に騙されない
ように眉に唾をつけながら読み進んだ。
一癖も二癖もある同業者の描写がまことに活き活きしている。
インド商人や中近東商人を相手にした値切りのテクニック
もすさまじい。とくにパキスタンのカラチでカシミアを
値切る場面は迫力万点だ。とても勉強になる。小生もいつか
この辺で買い物をすることがあればこのテクニックを参考にして
値切ってみたいものだ。
本書は東南アジアから中近東にかけての美術骨董品案内で
もあり、小生の知らないことばかりだ。本書はとくに
この辺を旅行するディープな旅人にお勧めする。
つぎから現地を見る目が多少は違ってくるだろう。
とにかく本書は面白いの一言に尽きる。
モノが語る冒険談読み出したら三時間で一気に読んだ。理由は単純、面白かったから。例えば命がけで絶壁を渡り買い付けた、パキスタン寺院跡から発掘された泥付の仏舎利を、なんとか二千ドルから千ドルに値切ったあげく「無事持ち出せば二、三万ドル位にはなる」とクールに値踏み放つ、錬金術師のかっこよさ!! 自分だったら、そんな品物、借金してでも手元に置いてしまうかも。なんでもそうだけど、好きなことを商売にするっていうのも、一つの因果だ。その因果を突き抜けて、物語にまで昇華した武勇談に、ちょっと酔いました。古美術や美術ファンはもちろん、旅行や冒険談好きな方にもおすすめします。
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